株式会社ナンセイスチールはこのほど、中国雲南省の河口県にある3つの国境小学校に対し、少数民族の子どもたちの学習・生活環境を改善するため、総額1,200万円を寄付しました。
雲南省河口瑶(ヤオ)族自治県の山間部には、築100年に迫るような校舎を使用している農村の小学校が数多くあります。
株式会社ナンセイスチールの稲福誠会長と劉国利社長が現地を視察した際、冬場にお湯が供給されない、寝具が薄く寒さを防ぎにくい、運動場が破損し水がたまりやすい、食堂の設備が簡素であるなど、多くの困難に直面している子どもたちの状況がそこにはありました。
この状況を踏まえ、株式会社ナンセイスチールは国境地域の教育環境を本質的に改善するため、1,200万円を寄付し、以下の事業を実施することを決定しました。
1. 老朽化した運動場を改修し、標準的なグラウンドを整備
2. 太陽光温水システムを設置し、冬季の給湯問題を解決
3. 新しい寝具と統一制服を購入
4. 食堂設備を刷新し、食事環境を改善
5. サッカー場の改修
劉国利社長は「厳しい環境の中でも学び続ける子どもたちの姿に心を打たれました。企業として、国境地域の教育環境の改善に少しでも貢献し、子どもたちがより良い環境で成長できるよう力を尽くしたい」と述べました。
株式会社ナンセイスチールはこれまでも積極的に社会的責任を果たしており、今回の寄付は中国での重要な社会貢献活動の一環です。劉社長は今後もプロジェクトの進捗を見守るとともに、より多くの社会の力が公益事業に参加するよう呼びかけました。